竹沢精機のリーマ製品

ワンパスホーニング加工で真円度0.5μm、面粗度0.5sの超仕上加工

 竹沢精機のリーマによる仕上加工は、無数の砥粒で連続研磨を行う研磨加工です。個々の砥粒にかかる力を小さく抑えることが可能になり、加工変質層(※)の少ない高精度な加工面を得ることができます。

 

加工変質層:機械的エネルギおよび熱的エネルギにより、材質的に変化した表面層。加工変質層には残留応力が発生しているため、加工精度のみならず、耐腐食性という観点からも問題になることがあります。

竹沢精機のDIA(ダイヤモンド)リーマとCBNリーマ

  • 使い方が簡単:セッティングが容易に行えるため、熟練した技能がなくても超仕上げ加工が可能
  • 専用機が不要:NC旋盤やマシニングセンタ等の汎用機でも使用可能
  • 工具寿命が長い:超硬工具に比べて刃持ちがよい。また、砥粒を再電着することができ、ランニングコストを低く抑えられる

  

 DIA/CBN製の工具は、一般的な砥石に比べ約4倍の耐摩耗性を持つため、一般に高寿命です。被削材に合わせて砥粒の大きさ、配置を制御することで、高精度、高寿命を両立させたリーマが完成します。写真のリーマは炭素鋼などの一般的な材質はもちろん、ステンレスなどの難削材にも対応させることが可能な、竹沢精機で最も実績の豊富なリーマです。

 竹沢精機のリーマに電着する砥粒は、DIAとCBNの2種類です。粒度は#40~#1000まであり、竹沢精機では主に#40~#80の砥粒を使用しています(※1)。砥粒を電着した後は、竹沢精機の独自技術により、表面調整を行います。これにより、使用初期の摩耗が低減し、加工精度を高度に安定・維持できるようになります(※2)。
 この独自の表面調整方法により、粒度の大きい砥粒が使用可能になり、工具寿命を大幅に伸ばすことに成功しました。また、摩耗に対する補正を行える寸法調整機能も付いており、リーマの寿命を長くする事ができます。
さらに、通常の摩耗であれば、砥粒の再電着も可能です。通常、5~6回の再電着でも新品同様の状態に復帰再生できます。

  

※1:砥粒の粒度が#140以上になると、砥粒が小さい分だけバラツキが少なくなり、ある程度は面粗さが良くなりますが、ツールの寿命は短くなります。
※2:電着直後のリーマは、砥粒がランダムに固着されており、表面は凹凸がある状態になっています。そのまま使用すると、加工に寄与する砥粒が少なく、面粗さが悪い・摩耗が早いといった問題が起こります。

  

製作可能寸法

 製作可能寸法は、φ2.5から可能です(※3)。加工長は径の10倍を基準としますが、φ12で350mmの実績例がありますので、ご相談ください。

  

※3:実績による値です。

DIA/CBNリーマの加工精度

 

※ 加工条件によって数値が異なる場合があります
※ 当社比データ

デジカット・ボアフィニッシャー:目詰まりゼロの新開発リーマ

  • 水溶性クーラントにも対応でき、環境に配慮した加工も可能
  • 難削材研磨専用リーマで、ワンパスホーニング加工で加工精度は真円度0.5μm、面粗度0.5s

 

 デジカット・ボアフィニッシャーは、アルミ材、銅合金など非鉄金属で特に優れた性能を発揮し、ワンパスホーニング加工で超仕上加工を行います。
 竹沢精機の特殊接着工法により、ダイヤモンド粒子を等ピッチ間隔に埋め込むことで、切屑による目詰まりをほとんどゼロに低減させました。水溶性クーラント液で加工しても目詰まりすることなく、環境へ配慮した加工にも適した新型リーマです。

デジカット・ボアフィニッシャーの加工精度

 

※ 加工条件によって数値が異なる場合があります
※ 当社比データ

さまざまなリーマでお客様の問題を解決します

 竹沢精機では、材質、要求精度だけでなく、切屑の排出や、切削油剤の浸透性などの加工条件を考慮し、リーマの刃先や形状を設計しています。
 主な型式は、下記の3種類があります。

DLS型<一体型径調整型>(通し穴用)

  • ツールシャンクと切刃部が一体になった構造です。
  • 調整ネジにより寸法調整が可能です。(摩耗に対しての調整範囲+0.1~0.2mm)
  • 製作はφ2.5~150mmまで実績あります。
  • DIA、CBN、メタルボンド、デジカットでの製作が可能です。

  

 ツールシャンクと切刃部が一体となっており、寸法調整は、刃部内部に施工されているテーパーコーンにより行います。竹沢精機では最も一般的なタイプのリーマです。

  

主な用途
 油圧バルブボディのスプール挿入穴の仕上げ加工や、焼入れ後の歪取り加工等に使用されています。

SL型<非調整型>(通し穴、止まり穴、段付き穴用)

  • ツール径調整の手間がいらない非調整型です。
  • 径調整型に比べ安価なので、多品種少ロット生産のものに適しています。
  • ツール径の違う2段式リーマなどの製作も可能です。
  • ツール内部より切削油を供給するセンタースルー構造にも対応可能です。
  • 製作はφ3~100mmまで実績あります。
  • DIA、CBN、デジカットでの製作が可能です。

  

 寸法が固定されたリーマです。お客様の使用環境に合わせて、0.01mm単位で製作しております。加工条件にもよりますが、5,000~20,000穴の加工が可能です(写真はヘリカルスロット型です)。

DR型<先端拡張型>(止まり穴用)

  • DLSと同様にリーマ径が調整できるタイプですが、こちらはツール先端が拡張します。
  • 調整ネジにより寸法調整が可能です。(摩耗に対しての調整範囲+0.1~0.2mm)
  • 製作はφ3~100mmまで実績あります。
  • DIA、CBN、メタルボンド、デジカットでの製作が可能です。
  • 加工端部に3mm以上の逃げ部が必要です。ただし加工穴の要求精度により3mm以下でも可能な場合もあります。

  

主な用途
 油圧器機の主要部品(シリンダブロック、スリーブ)等で使用されています。

※上記の型式は、それぞれの工作機のツールシャンク形状に対応させて製作いたします。

  

その他

 ユニバーサルジョイント取り付けタイプ、ツール部後方にバックガイドをつけたタイプ、ツール部溝をネジレ形状にしたタイプ、ツールシャンクに穴を開けたセンタースルータイプ、ツール部先端にガイドをつけたタイプなど、さまざまな形状のリーマを製作いたしますので、ぜひご相談ください。

リーマのプロモーションムービーがご覧いただけます。
Windows Mediaプレーヤー用 >>>
QuickTime用 >>>

リーマムービー

リーマの寸法例

リーマの対応可能範囲

加工可能径

対応可能精度

最小(mm)

最大(mm)

表面粗さ(Rmax)

真円度(μm)

2.5

150

0.8(※1)

0.5(※2)

※1:ワーク材質、加工前の下穴の状況により、鏡面仕上(0.4s以下)も可能
※2:ワーク材質、加工前の下穴の状況によって数値が異なる場合があります

リーマの寸法例

 リーマの寸法の一例です。竹沢精機では、お客様のご要望により、さまざまなサイズ、形状のリーマを設計しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

【通し穴用】

リーマ加工径=Dc

シャンクφd、MT

電着部長さ=L2mm

先端パイロット=L3

φ2.5~5

φ6、MT1

15~30

5~10

φ5~15

φ10、MT1

40~65

10~15

φ15~20

φ16、MT2

60~75

10~20

φ20~30

φ20、MT2

70~85

10~25

φ30~60

φ25、MT3

85~120

20~30

 

【止まり穴用】

リーマ加工径=Dc

シャンクφd、MT

電着部長さ=L2mm

φ5~15

φ10、MT1

40~65

φ15~20

φ16、MT2

60~75

φ20~30

φ20、MT2

70~85

φ30~60

φ25、MT3

85~120

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